ショッキングなニュースが飛び込んできました
ケニアの有名な政治家が、ヘリコプターの事故で今朝、死亡したというのです
以下、BBCニュースから日本語に翻訳したものです。
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ケニアの内務保安大臣ジョージ・サイトウッチ氏がヘリコプター事故で亡くなった、と公式発表があった。
発表によると、ナイロビ西部でサイトウッチ氏と副内務保安大臣のオルワ・オジョデ氏が乗ったヘリコプターが落下し、地上で爆発した。キバキ大統領は、3日間喪に服することを宣言した。
助手や護衛なども含めて6人が死亡したその事故の原因については述べられていない。
サイトウッチ氏は元副大統領で、次期大統領選に出馬することを予定していた。
66歳の彼は、日曜日の朝、保安会議に向かう途中で事故に遭った。
AFP通信社のジャーナリストは、残骸から6体の遺体が運び出されるのを目撃した。
別の記者によると、その事故機の燃えた破片は藪の中にまき散ったらしい。
長い間与党であるカヌ党の元上級議員であったサイトウッチ氏は、2002年にキバキ大統領の国民同盟に入った。
彼は、ソマリアの戦闘グループ・アルシャバーブに対抗する政府の代弁者でもあった。
ケニアの軍隊は、昨年10月からナイロビを含むいくつかの地域で一連の手榴弾攻撃をしかけ人々を殺してきたアルシャバーブと戦ってきた。
次期大統領選の日っていは未だ決定していない。キバキ現大統領の任期は2013年1月に終わる。
サイトウッチ氏とキバキ大統領双方のライバルである、ライラ・オディンガ現首相もまた、次期大統領選に出馬表明している。
2007年12月に行われた前回の大統領選では、部族間と政党間の争いが暴動になり、1500人余りが犠牲になった。
オディンガ氏は、この事故が大きな悲劇であり、事故の真相解明に全力を尽くすことを約束すると話した。
原文は、
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-18384861
(*このブログの投稿後、原文の一部が加筆修正されております。)
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この事故の詳細解明はこれからですが、ただの偶然の事故なのか、それとも仕組まれた陰謀なのか、大統領選やソマリア武装グループとの関係が背後にありそうで非常に気になる記事でした
サイトウッチという名前は、マサイ族の名前なのですが、略して「サイトウ」とも呼ばれます。日本の「斉藤」という苗字とまったく同じ発音なので、斉藤さんという方はケニアでもすぐに覚えてもらえます。
ケニアを引っぱるリーダーの一人、サイトウ氏の無念の死、非常に残念です。ご冥福をお祈りいたします